剣の主
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No.186
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かつて“イルシャ王国一の剣士”と言われた程の剣の使い手だったウマルは、王族の身辺警護を行う生え抜きのエリート部隊“王室親衛隊”の隊長を長年に渡って務めた。その縁でサーラとも面識があったのである。 「ウマル殿、どうか頭をお上げください。今日の私は王女ではなく大勢の卒業生の一人に過ぎないのですから…」 サーラは膝を折り、ウマルの手を取って立ち上がらせた。 「おぉ、何と勿体無い。それにしても殿下、少し見ぬ間に本当に美しくご立派になられましたなぁ…」 ウマルとサーラが会話している横でアルトリアもセイルに言う。 「セイル様、授与式でのお姿、ご立派でした」 「う…うん、ありがとう…」 だがセイルはアルトリアと目を合わせる事が出来ない。 「セイル様?どうかなさいましたか?」 「ア…アルトリア…」 セイルはアルトリアを前にしてサーラとの一件を黙っている事は不可能だと判断した。堪えられなかった。 「…実はね…僕は君に謝らなければならない事があるんだ…今ここでは言えないけど…後で家に帰ったら話すよ」 「はあ…では後ほどお伺いいたしますが…」
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