おてんば姫、ファニーの冒険
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No.182
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ライズの態度に少しとまどいを感じた二人だったが、すぐに話題をボッキ茸についてに変えた。 (そう言えばティーエも・・・) ファニーはライズを見てティーエのことを思い出した。 ティーエは魔術師でありながら高い武名を誇っていた。 しかし、ティーエは自分の武勇伝を語ることを極端に嫌がっていた。 さて、肝心のボッキ茸だが、簡単にはいかないようだった。 「お話しはわかりました。しかし、ボッキ茸をお渡しするわけにはいきません」 ジュラーブリクの言葉はファニーの期待に反するモノだった。 「どうして、山頂にならボッキ茸は生えてるんじゃないの」 「確かに生えています、しかし簡単にお渡しするわけにはいきません」 ジュラーブリクが言うには、もし簡単にボッキ茸が簡単に手はいると知られると、山頂へ無断に入る人間が増え、人と熊との間に軋轢が生じる可能性があるのだ。 「そ、そんなことは・・・」 「そんなことは絶対にないと言い切れますか、山のヌシの噂は人を山頂から遠ざけました。しかし、ここであなた方がボッキ茸を手にして山を降りたら、自分もうまくすれば手に入れられると考える者が出てもおかしくありません」
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