おてんば姫、ファニーの冒険
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No.178
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彼らはすでに村に入っていた。すぐに村の入口にいた一人が奥へ駆けていった。 その後をなぞるようにファニーたちは歩いてゆく。 ファニーたちの周りに広がる風景の中で、村人たちは農作業だったり何かの加工だったり、料理だったり日々の仕事に精を出していた。 犬耳だったり猫耳だったり、それぞれ何かの獣の特徴を体に持っていた。 「あの・・・彼がどうしましたか?」 そんな獣人たちにアンナが聞いた。 「ああ、彼の身のこなし、あれは練達の剣士のものだ。人間にしておくのが惜しいくらいの腕前なんだろうね。それと今の態度との違いが気になってね。」 熊の獣人と思われる一人が答えてくれた。逞しくも理知的な雰囲気で手足には熊の毛が生えている。彼自身は背中に大剣を背負っている。 彼女たちの視線の先では相変わらずライズが猫耳の女の子を口説いていた。 「え?あたしなんかで、いいんでしょうか・・・?」 「いーのいーの。きみみたいな娘がいいんだよ。」 口説かれている娘もまんざらではない様子だ。 「さて、ここでお待ちいただきたい。村の長をお待ちくだされ。」 案内してきた年嵩の獣人が言った。
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