剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.177
┗
修正
削除
※残り修正回数=4回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
「サーラさん…」 「セイルくん…」 「……」 「……」 互いの名をつぶやいた後、二人は黙って見つめ合う。だが、やがてセイルは何か意を決したようにフゥ…と息を吐いてから言った。 「サーラさん…ごめんなさい…僕はあなたを抱けない…僕もずっとずっとあなたの事が好きでした…でも今はあなたを抱く事は出来ない…そうしたら僕は、僕の大切な女(ひと)を二人、裏切る事になってしまうから…」 セイルは震える声でそう言うとサーラの身体をそっと自分から離した。 「……そう…そうよね…」 サーラはうつむいたままつぶやく。表情は見えない。だが彼女はすぐに顔を上げ、瞳に涙を浮かべながらもクスクスと笑いながら言った。 「フフフ…あ〜あ、フラれちゃったかぁ。普通、女の子にここまでされたら抱くもんでしょうに…ま、でもセイルくんらしいかも…そういう一途な所も含めて、私はあなたの事が好きになったんだけどね…」 「サーラさん……サーラさん!」 「…ん…んんっ!?」 しかして次の瞬間、セイルは思い立ったように再びサーラの身体を抱き締めて唇を奪った。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説