剣の主
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No.1731
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「あっち…」 「く…っ!!」 セイルは男の指差した方へ向かって全力で走り去った。 「何だいアイツ?礼も言わねえで行きやがって…ったく最近の若いヤツは躾がなってねえ…」 「…はぁっ…はぁっ…はぁっ…(どこだ!?どこだ!?どこだあぁ!!?)」 セイルは走った。 走りながらサーラとライラの姿を探す。 だが街中は祭とあって物凄い人ごみ。 そう簡単に見つけられるはずが無かった。 いや、見つけろという方が無茶だ。 まるで砂漠に落とした一粒の小石を探すような物…。 (それでも見つけなきゃ…いや!見つけるんだ!!) そんな彼の耳にまたもや残酷な報せが飛び込んで来る。 「…おい!!大変だぁ!!またまた殺しだってよ!!」 「マジかよ!?三件目だぜ!?」 「一体どうなってるの!!?」 「衛士隊は何してるんだ!!?」 (まさか……っ!!?) 一瞬、セイルの脳裏に嫌な予感がよぎった。 「…で今度の被害者は!?」 「若い夫婦と幼い息子だってよ!斬殺されたそうだ!」 「酷え…!!」 「犯人は人間じゃねえよ!!」 憤る街の人々…だがセイルだけは僅かに安堵していた。 (よ、良かった…サーラさんじゃなかった…)
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