剣の主
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No.173
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「驚いた?でも王族なんてこんなものよ。当人が望もうとも望まざろうとも、政治や権力といったドロドロした物と無関係ではいられない…その代わりとして国民の労働の上に地位と生活が保証されている訳だから、まぁ文句は言えないわね…」 「だ…だけど、だからって酷いじゃないか!東方の国境地帯なんて…事実上、島流しみたいな物だよ!」 セイルはまるで我が事のように憤る。 イルシャ王国の東方は乾燥した不毛の地が延々と広がる砂漠地帯であり、従って東から攻めて来る敵というのは、まず居ないと言って良い。 居るとすれば砂漠に点在するオアシス都市か遊牧民ぐらいだろうが、これらはイルシャ王国に対しては概ね友好的であると同時に、そもそも対抗し得る軍事力を有していない。 つまりサーラは中央を逐われ、辺境の閑職に追いやられるという訳だ…。 セイルは言った。 「そんなの絶対おかしいよ!陛下に異議申し立てして、せめてもう少し王都に近い任地に変更してもらえないの!?」
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