剣の主
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No.172
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「いえ、そういう事じゃないのよ…」 サーラは哀しげな笑みを浮かべて言った。 「先日お父様…国王陛下から直々に申し渡されたの。鎮東将軍に就任した暁には王都に留まらず、現地に赴き軍務に勤しむように…ってね」 「えぇ!!?ど…どうして!?将軍なんて単なる名誉職じゃないか!国王陛下は一体どういうお考えでそんな事を…!?」 「良いのよ、セイルくん。おそらくこれは、お父様の意思ではないでしょうからね…」 「どういう事なの?」 セイルは訳が解らなかった。そんな彼の問いにサーラは少し困ったような表情で答える。 「どうやら私は自分自身で自覚している以上に政治的な影響力が強いみたいでね、私に王都にいられると都合の良くない人達が大勢いるみたい…。だから考えようによっては、これは私自身の身を守るためには逆に好都合な事なのよ。王都に残ったりしたら、それこそいつ命を狙われてもおかしくないものね…」 「……」 セイルは返す言葉が無かった。
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