剣の主
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No.1709
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そして冬至の日が来た。 「やぁ!冬至の日おめでとう!」 「冬至の日おめでとう!」 街中で誰もが顔を合わせる度にこんな挨拶を交わす。 王族も貴族も士族も平民も奴隷も、今日は皆揃って仕事は休みだ。 王都の中心にある王宮から東西南北の門へと伸びる大通りは色とりどりに飾り付けられ、見せ物や食べ物を売る露店が軒を連ねた。 そして王宮でも… 「セイル君、いる〜?」 「…サーラさん?」 「何でしょうね?」 セイルとアルトリアが部屋で寛いでいると、扉を叩く音とサーラの声がした。 「入るわよ!」 セイルの返事を待つ事も無く扉が開けられる。 「二人とも、冬至の日おめでとう!」 「!?…サーラさん、その格好どうしたの?」 セイルはちょっと驚いた。 サーラが庶民の娘の服装をしていたからだ。 「どうかしら?いま城下で流行の服装を意識してみたんだけど…私、町娘っぽく見えるかなぁ?」 そう言いながら彼女は嬉しそうに二人の前でクルリと一回転して見せる。 アルトリアは笑顔を浮かべて言った。 「ええ、非常に良くお似合いですね。とても王女とは思えませんよ」 「本当?ありがとうアルトリアさん♪」 「皮肉です」
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