剣の主
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No.1707
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「なるほど……まあ、正論ではあるわね…」 サーラはフッと笑って言った。 「…でも人間は正論だけで生きている訳ではない…あの男は本当に民の気持ちを理解できないド阿呆ね。何でも締め付ければ良いと思ってるんだから…」 「まったく…短絡というか、浅慮というか…」 「ええ、父上が生前に言っていた言葉を思い出したわ…」 「なあに?」 「…三流の為政者は力で民を従わせる…二流の為政者は利益で民を従わせる…そして、一流の為政者は民の心を掴む…」 「なるほど、至言だね」 「…非常時ですって?知った事じゃないわ!戦争中だからこそ…今年の冬至の祭は盛大に祝うわよ!!皆にもそう伝えてちょうだい!」 「了解!」 …という訳でサーラ陣営では(ジェム陣営との統治方針の違いを際立たせるため)この年の冬至の祭は例年よりも規模を拡大して盛大に執り行う旨が発表された。 これに民衆は大いに湧いた。 やはりサーラ様の側に付いてて良かった…ジェム側だったら悲惨だ。 また、これを機に未だにどちらに付こうか日和見を決め込んでいた太守達が、あらかたサーラ陣営に流れた。
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