剣の主
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No.1704
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「…おい、あの男の“男爵”という位は、どのくらい偉いんだ?」 「…はっ、私も西大陸の貴族制度については、それほど詳しくは存じ上げませんが、確か、貴族としては最低級かと…」 「なにぃ?そんな者を大使としてよこすとは…随分とナメた真似をしてくれるじゃないか…」 ジェムは改めてフェルディナンド男爵を見る。 「…?」 ふと彼は違和感に気付いた。 男爵の顔が…判らないのだ。 まるで彼の顔の部分だけ視界にボカシが入ったかのようにボンヤリぼやけている。 さっき見た時はそんな事は無かったはずだが…。 「な…なあ、シャリーヤ。あの男の顔、何かおかしくないか…?」 「はあ…?そうですね…醜男ではありませんが、かと言って美男とも…特に変わった所の無い平凡な西大陸人の顔立ちかと…」 「なに…?(あいつの顔が良く見えないのは僕だけか…目がいかれたか…いやしかし他の部分はちゃんと見える…一体どうなっている…?)」 ジェムは不思議に思いながら、改めて目を凝らして男爵を見た。 すると…次第にボヤケた顔がハッキリしてきた。 だが、それは最初に見た男爵の顔ではなかった。
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