剣の主
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No.1701
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ここは王宮の地下牢……そこにはジェムの怒りを買って投獄されたヤヴズ・レムが未だ収監されていた。 「はぁ…私の人生は一体何だったのだ…いや、こうして生きているだけでも感謝すべきなのだろうか…だが、しかしなぁ…はあぁ…」 レムは毎日、臭い飯を前にする度に、こうして溜め息を吐いて後悔の念に捕らわれブツブツ言っていた。 何せ決まった刑期がある訳じゃない。 一体いつジェムのお怒りが解けて釈放されるのか…それとも一生このままなのか…まったく判らないのだ。 「ククク…懐かしいですなぁ…私も一時はアナタのように、そうやって悔やんで日々を過ごしていたものですよ…」 向かいの牢の中から声がする…セイルの父、クルアーン・オルハンだ。 「オルハン…君も悔いていたのか」 「ええ…ですが次第に落ち着いてきました…この昼も夜も無い…地上の時間の流れとは隔絶された空間に長くいると、感情も麻痺して来るのでしょうなぁ…今は穏やかな心持ちですよ…」 「私も早くそうなる事を願うよ…」
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