マッスル・ウィッチ
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アイルは同年代の男子に比べると小柄で華奢。 その容姿はまるで美少女のようで、女装すれば確実に間違われると言うか、今でも『男装する美少女』のようですらある。 これは絶世の美女と呼ばれる母に瓜二つな容姿なのだが、それがヴァ―ランドの世継ぎとして問題である自覚はあった。 だが、そうは言っても彼は剣術馬術は苦手だし身体も強くない。 性格も大人しく、読書が趣味で花や詩を愛する少年だ。 これが他の国家であれば、貴公子として社交界で持てはやされるだろうが、ヴァ―ランドは違う。 生まれてくる場所を間違えたような少年なのだ。 「どうしましょう・・・野蛮な方だったら・・・」 「アイル様が余りにも不憫です・・・」 落ち着きがない主君を見ながらそう言うのは、彼の侍女長ユリアと護衛騎士のソニア。 2人の美女は少々アイルに甘いが忠実な部下だ。 勿論2人もマリーに関する噂は聞いている。 それだけに主君の不憫を嘆かずにはいられないのだ。 「ユグドラル師、参られました」 「は、入ってくれ!」 アイルの声は緊張で上ずっていた。
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