おてんば姫、ファニーの冒険
-削除/修正-
処理を選択してください
No.17
┗
削除
ペンネーム
┗ヘルマスター
本文
戦いは激しかったが、一度実戦を経験したファニー姫には、容易い相手だった。 神官の魔法は確かに脅威だったが、アンナとティーエの方が腕は上だった。 モンスターたちは、ファニー姫たちによって簡単に退治された。 翌日、ファニーたちは温泉につかると、直ぐに旅立った。 モンスターは退治され、温泉も元に戻った。 しかし、ファニーの表情は重苦しいものだった。 それは村人たちの苦悩と現実を知ったからだ。 温泉が再びあふれたときは、村人たちも大いに喜んだ。 しかし、その喜びは長くは続かなかった。 「温泉は元通りになったが、客がこないのは変わらんな」 「昔はフォレントの港を通って世界中から客がきた。しかし、今は近隣の客だけ。これでは商売にならん」 「その近隣の客も、モンスター騒ぎが続けば、こんようになる」 温泉は戻ったが、村人達の苦悩は晴れなかった。 トゥリールの戦い以来、大規模な侵攻はなかったが、五月雨式に襲ってくるモンスター達によって、各地の交通が寸断されるようなっていた。 ファニーは村人達の苦悩を晴らすことができない自分に。憤りを感じた。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
おてんば姫、ファニーの冒険
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説