剣の主
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No.1695
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罪人としての“処刑”ではなく、あくまでも貴族としての体面を保った“自害”という形を取ったのは、サーラなりの情けだった。 本来ならば王族に逆らった逆賊として、一族郎党に至るまで皆殺しにされても文句は言えない所…ある意味では破格の待遇とも言えた。 「「「……」」」 太守達は甘んじて受け入れる他は無かった。 そして降伏が受諾された翌日、王宮の中庭で、正装した太守達はサーラの前で揃って毒を飲んで死んだ。 そこにセイルとアルトリアも立ち会った…。 「なにも殺さなくても…味方に引き入れれば良いのに…ねえ、アルトリアはどう思う?」 「反逆者に対する当然の措置です。むしろ甘過ぎるくらいですね…それにしても、このような偽りが一体いつまで持ちますかね…」 アルトリアはサーラに聞こえぬ程の小声で吐き捨てるように言った。 セイルは何とも言えない気持ちになる。 サーラは約束した事は守った。 太守達には自死を強要したが、その家族や臣下達は罪に問わず、領地を召し上げて即刻退去を命じたが、家財までは取り上げずに持って行く事を許した。
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