剣の主
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No.1694
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いつしか雲は晴れ、青空には綺麗な虹が掛かっていた…。 …サーラが兄姉達を押し除けて王位に就くために打ったこの大芝居は、予想だにしなかった意外な結果をもたらした。 何と王都を包囲していたジェム側の太守達の連合軍が、突如として王都に降った雷雨に驚き、それを“聖剣の勇者たるサーラ”が起こしたと知るや、降伏を申し出て来たのである。 もともとジェムの不人気と食料不足から士気が低かったのに加え、あの奇跡を目の当たりにした事で、特に下級兵士達の厭戦気分がいよいよ高まり反乱寸前まで来ていた。 太守達はもう包囲を続ける事は困難と判断。 曰わく… 「…我ら皆、イルシャ王家の臣下でございます。初代イルシャ・ルーナ女王陛下と同じ聖剣の勇者様が現れたとなれば、逆らおうはずがございません。我ら全軍、イルシャ・サーラ王女殿下に降伏いたします!」 「…良いでしょう。降伏を受け入れます。ただし…」 サーラは降った者達に対して次のような処置をとった。 “最高指揮官である太守達の自害と引き換えに、その家族、臣下一同、そして領民達の命は保証する。”
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