剣の主
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No.1693
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その途端、何故かキョドりだすシャフリヤール。 サーラは溜め息混じりに言った。 「アクバル殿は次のように仰せでしたよ…『確かに短刀は差し上げたが、それは単に親愛の情を込めた贈り物としての物…シャフリヤール殿下個人と盟約を結んだ覚えなど一切無い。王族だからといって、ありもしない勝手な事を言わないでいただきたい』とね…」 「…あ…あ…あれぇ?あれぇ〜???お…お…おかしいのう…よ…余は、確かにアクバル殿と…つまり…その…そういう約束を…したような…しなかったような…そんな感じになったような…そんな気がしておったのだがなぁ…あっ!ひょっとしてアクバル殿、忘れちゃったんだぁ!うん!酒の席での事だったし!きっとそうだね!うん、うん…はい!もうこの話お終い!余はね、余は…ちょっとウンコに行って来るからね!言っとくけど余のウンコ長いから!うん、もう二時間ぐらい探さないでね!あは…あはは…あははははは〜…っ!!!!」 シャフリヤールは真っ赤な顔に涙目でまくし立てるように喋りまくりながら立ち去って行った。 その背中を見てアーシアが一言…。 「逃げおった…」 サーラは思った。 (…兄上、終わったわね…)
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