剣の主
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No.1688
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「…いえいえ兄上、私は至って正気です。…良いですよ。兄上や姉上がお望みとあらばお見せいたしましょう。聖剣の勇者の力をね…」 「な…何じゃとぉ!!?」 「…サーラ、そなた…よもや本当に…!?」 驚く二人をよそにサーラは腰に下げていた剣を引き抜いた。 装飾の施された古めかしい剣だった。 見た目はいかにも何か云われのありそうな剣だが、それは聖剣ではなかった。 サーラはそれを高く掲げて言った。 「ルーナの聖剣が“水”を司る剣である事はお二人もご存知でしょう。これよりルーナ女王が聖剣を用いて起こした数々の奇跡の内の一つを再現してご覧に入れます…空をご覧ください」 「そ…空とな…?」 「…あ!あれは…!?」 見ると、王宮の上空に見る間に真っ黒な雲が広がっていく…雨雲だ。 乾燥した気候のイルシャ王国では雨は降らない。 当然人々は雨雲などという物も見た事が無い。 やがて雨雲は王宮どころか王都全域の空を覆い尽くした。 ゴロゴロゴロ…と雷の音が響く。
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