剣の主
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No.1686
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…その時である。 「…待てえぇい!!」 あらぬ方向から声がした。 サーラや供の者達の後ろからだ。 皆が振り向くと、そこには第2王子のシャフリヤール、第7王女アーシア、それに供の者達が複数名いた。 シャフリヤールが歩み出てサーラに詰め寄る。 「サーラよ!!これは一体何の茶葉ぞ!?そなたが聖剣の勇者とな!?嘘も大概にせい!!そのような嘘偽りを申して民を欺いてまで玉座を欲するのかぁ!!?」 続いてアーシアも言う。 「サーラよ、そなたが真の聖剣の勇者であるというのであれば、何か確たる証を見せてもらいたい…今、ここでだ」 「……」 サーラは黙った。 シャフリヤールはニヤリと笑うと、民衆に向かって叫んだ。 「…見よ!見よ!!何も出来ぬであろうが!!民衆共よ!!騙されるでないぞ!!こやつは聖剣の勇者などではない!!王位欲しさに、畏れ多くも勿体無くも、開祖イルシャ・ルーナ女王陛下と同等の地位たる聖剣の勇者を騙る大嘘吐きのペテン師じゃあ!!!」 「……」 サーラは相変わらず何も言わない。 その態度に、民衆の間に疑惑が生じ始め、次第にざわめきが起こる。
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