おてんば姫、ファニーの冒険
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No.168
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┗ヘルマスター
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魔物はソレ自体に興味を持ってやって来るのだ。 最初はゴブリンやオークなどの下級の魔物が、ソレの領域を荒らしにやってきた。 ソレは即座に連中を皆殺しにした。 次にオーガーやトロルなどの中級クラスがやってきたが、ソレは苦もせずに打ち倒した。 ソレの強さは魔王グリンデの軍勢の幹部にも伝わり、ソレを倒すのではなく、仲間にするための使者がやってくるようになった。 今日もソレが花畑で花の冠を作ってると、ソレは自分を見つめる視線を感じていた。 (マタヤツラカ・・・) ねぐらにしている洞窟を出るときから気がついていたが、あえて気づかないふりをしていた。 ソレはかぎ爪を器用に操りながら、花の冠を作っていく。 花の冠作りは、まだソレが小熊だった頃、少女がソレのために作っていたのだ。 今ではソレが少女の骸に捧げるために作っている。 死体を弔うなど、ソレの所属している種族の本能にはない物だった。 すでにソレは熊という動物の概念からはずれたモノになっていた。
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