剣の主
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No.1675
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マシャラフは言う。 「ドルフ、私はこれより兄上の本拠…即ちイシュマエル本家の領地であるハクルに兵を進める。お前は新王都ジャディード=マディーナへ向かい、ジェムの配下に加われ」 「父上…かしこまりました!」 ドルフは内心では再びジェムの旗の下で戦うのは面白くなかった。 だが魔信によって投影された映像越しの父の表情からは決意の色が伺われた。 これは父の意思…即ち家の意思だ。 彼は既に個人の感情で動く人間ではなかった。 彼は侍従兼副官のアフサンを呼んで言った。 「アフサン!戦争だ!ただちに出陣の準備にかかれ!」 「!!……ははぁっ!!若様ぁ!」 アフサンの背を見ながらドルフは思う。 (…そう言えばジャディード=マディーナにはあいつがいるはずだったな…クルアーン・セイル…) ドルフの脳裏にふと懐かしい顔が思い浮かぶ。 思えば騎士学校時代には酷い事をした…。 そう言えばその後一度王宮で会った時に約束をしたな…“何を置いても味方になる”と…。 彼はセイルが既にジェムの元にいない事を知らない…。
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