剣の主
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No.1666
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シャリーヤは頭を下げて部屋を後にした。 「おい!」 レムはその背中に向かって言う。 「シャリーヤ殿!あなたもか!」 「レム殿…私の意思は常にジェム様と共にあります」 結局、彼女にとって大切なのは主たるジェムの意思であり、それ以外はどうでも良かった。 だがレムはそうはいかなかった。 オムが殺されてからジェム政権の内政面も担うようになっていた彼はジェムに必死に訴えた。 「ジェム様!どうかお考え直しください!我が国は初代イルシャ・ルーナ女王の御世から特定の宗派を国教と定めず、臣民にも信奉する神を強制しない事を国是として来ました!イルシャ王家や我がヤヴズ家(王家の流れを汲む)は月の神カマル、イシュマエル家は太陽神シャムスといった具合に、各氏族ごとに信奉する神々がおります!あなたはそれらの神々の存在を否定なさるおつもりですか!?そんな事をしたら今にも増して離反者が増え、サーラ王女の勢力は益々強大になりますよ!」 「…いや、それは無い!!お前も見ただろう!?アザトホース神の力を!皆にもそれを教えてやれば良いのだ!そうすればこの神がどれほど素晴らしいかを理解するはずだ!」
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