剣の主
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No.1656
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「ふ〜ん…なんかさ、罠にかかった獣みたいだよな。罠から逃れようと暴れて、けっきょく傷口を広げて衰弱して死を早める…」 「確かに、ありゃあホントもう動物と同じだよ…」 「ああ、違えねえ…」 そんな話をしていると、不意に第三者の声がした。 「誰が動物と同じだと…?」 「げぇっ!!!シャ…シャリーヤ様ぁ!?」 「ち…違うんです!!今のはぁ…っ!!」 「……っ」 だが次の瞬間、シャリーヤの剣が一閃する。 白衛兵達の首がゴロンゴロンと床に転がり胴体はバッタリと倒れた。 (解っているさ…あのお方(ジェム)が世間一般のいわゆる“常識”とやらから見て軽蔑されるべき人間だという事は…) 剣を鞘に収めながらシャリーヤは思う。 (だが私は誓ったのだ…あのお方に忠誠を…。決めたのだ…例え全世界があのお方の敵になろうとも、私は最後まであのお方をお守りすると…。私にはもうあのお方しかおられないのだから…。そう、私はあの恩知らずとは違う…。あのお方の愛情を一心に受けておきながら、あのお方を捨てて逃げた、あの裏切り者のクルアーン・セイルとは…) なぜそこでセイルが出て来たのかはシャリーヤ自身にも良く解らない。
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