剣の主
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No.1653
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いきり立つ群衆にレムと白衛兵達は恐怖感を覚える。 数は向こうの方が圧倒的に多いのだ。 もし襲いかかって来られたら一巻の終わりである。 レムは必死に否定した。 「ままま…待て待て待てぇ!!!私達はお前達の敵ではない!!!よ…用が…!!そこのマラクンという術師に用があって来たのだぁ!!」 「……」 術師は守るように自らの前に立ちふさがっていた白装束達に言った。 「…良い、大丈夫だ…彼らから敵意は感じられない…」 「は…」 白装束達が道を開き、レム達は術師と相対する事が出来た。 「ふぅ…済まぬ、助かった…」 「…あなた方、先ほど我に用があって来たと言ったが…」 「そ…そうだ!そうなのだ!マラクン殿、貴殿のその不思議な力で是非とも救ってもらいたいお方がいるのだ!」 「…誰ぞ…」 「それは……ここでは言えぬ。王宮へ来てもらいたい」 「……」 術師は少しの間、思案するように黙り、やがて静かに口を開く。 「…解った…では参ろう…」 「シファーァ様…!」 「おやめください!危険です!」 周囲の白装束達は慌てて止めようとするが、術師はそれらを制止するように見回して言った。
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