剣の主
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No.1649
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白衛兵が言うがレムは嫌な予感がし始めていた。 「…おい、これまさかアレじゃないだろうな…治ったと強く思い込む事によって本当に病気やケガが快方に向かっちゃうっていう…奇跡の正体は、実は人間本来の治癒力でしたってオチじゃあ…」 「…いえ、それだと思い込みの激しい人間しか助からない事になりますが、かの術師は“奇跡の術”を施した者を全員、しかも瞬時に治してしまうのですよ」 「そうなのか!では期待して良いのだな!」 「恐らく…!」 そんな会話をしていると、人々の方からワーッ!!!!と大きな歓声が上がった。 見ると、白装束集団を掻き分けて、その中から金色に輝く錫杖のような物を持った人物が出て来た。 その人物だけ首飾りが銀色ではなく金色だ。 フードを被っていて顔は見えないが、周りの白装束達より若干小柄かも知れない。 あれが白装束集団の長…すなわち“奇跡の術”を使う術師か…とレムは思う。 一人の年老いた女が進み出て、跪いて訴えた。 「マラクン様ぁ!!どうか“奇跡の御力”で私の息子をお救いくださいぃ!!」
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