剣の主
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No.1640
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「……」 シャリーヤは黙ってジッとアリーを見た。 それまで黙って二人のやり取りを見ていたレムが震えながら声を振り絞って言う。 「シャ…シャリーヤ殿……ぼ…僕は…話は見えないが……い…行かせてやっても良いんじゃないかと…」 「何ですと…?」 シャリーヤはギロリとレムを睨んだ。 「ひぃっ!!?や…やっぱり何でもないですぅ!!」 「……」 シャリーヤは再びアリーに視線を戻して言い放った。 「…良いでしょう、アリー殿。お行きなさい…」 「!?……い…良いのか…?」 思い掛けない返答に目をぱちくりさせるアリー。 「ええ、確かにあなたの仰る通り、あなたを失う事は私達にとって大きな損失ですからね…恐らくジェム様も同じ判断を下すはず…しかし決して忘れないでください…アイーシャ殿が例え何処にいても、その命はジェム様が握っておられるという事をね…さぁ、早く行きなさい。私の気が変わらない内に…」 「シャリーヤ殿……済まん!恩に着る!」 そう言ったきり、アリーは脇目も振らず一目散に走ってその場を後にした。
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