剣の主
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No.1628
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「…で、何だ…?」 「はい…実は、我が国の西方海上にあるアナートリア藩国が、我が国に対して救援を求めて参りまして…」 「アナートリアが…?」 その国名にジェムも側近達も首を傾げた。 東西の大陸を隔てる海…通称“中央海”には無数の島々が浮かんでいる。 アナートリアはその一つであった。 ちなみに“藩国”とはイルシャ王に忠誠を誓う“藩王”によって統治されている属国で、イルシャ王国の周辺に複数ある。 “太守”との違いは、太守が王の臣下であるのに対し、藩王は王の同盟者の性格が強い。 「…で、救援を求めて来たとは一体どういう事だ?」 「それが…先月中頃、アナートリア島沖に突如としてゼノン帝国の艦隊が現れ、藩王との謁見を要求…そして藩王に謁見したゼノン帝国の大使は藩王に対し、ゼノン帝国皇帝への臣従、同島への帝国艦隊の駐留許可、さらには港湾建設地と労働力の提供を要求して来たそうです…」 「はあっ!!?」 「何だそれは!?」 「一体どういうつもりだ!?ゼノン帝国は!!」 皆は驚いて怒鳴り声を上げた。 「だ、だから大声を出すなと言ってるだろうが…っ!!」 「も、申し訳ございません、閣下…!」
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