剣の主
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No.1620
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「そ…即位…っ!?」 やはり来た…そのワードにサーラは露骨に反応した。 「そ…即位と言うと…やはり…その…国王…に即位なさるのですか?」 「当たり前ではないか。他に何に即位するというのだ?」 「…で…ですよねぇ…ええ、そうですよね…」 「我が妹ながらおかしな事を言う」 「に…兄様!失礼ながら申し上げます」 「なあに?」 サーラはシャフリヤールを真っ直ぐに見据えて言った。 「我が国は今、国家存亡の危機にあります!この国難を乗りきるには、並大抵の王ではいけないと思うのです!」 「それはそうだのう…」 この理論にはシャフリヤールも納得した様子で頷く。 サーラは熱っぽく兄王子に訴えた。 「そのためには、王家と民とが心を一つにしていかなければなりません!…で、そのためには…やはり…民から人気のある者が王になった方が良いのではないかと私は思うのです!兄様はアルシャッド兄様が亡くなられて即位を義務と感じておられるかも知れませんが、もはや王位継承順位などにこだわる必要など無いのですよ!今は民に求められる者こそが王になるべきなのですから!」
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