剣の主
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No.162
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タルテバは訳の解らない事を叫びながら旗を奪取し、ジェムの元へ向かってダッシュした。旗が青チームの人間の手元に渡れば赤チームは負けだ。 「ジェム様ぁ!!今旗を持って参りますうぅぅ!!」 「バカ!!僕じゃなくても良いんだ!!誰でも良いから青チームの人間に旗を渡せぇ!!」 だがその言葉はもうタルテバの耳には入らない。 (ジェム様に旗を!ジェム様に旗を!ジェム様に旗を!!) 彼の頭にはもうそれしか無かった。このままではジェムに自分の実力を認めさせるどころか、自分のせいでジェムを敗北に導いてしまう。そうなれば自分の輝かしい栄光の将来(予想)が潰えてしまう。それだけは何としてでも防がねばならない。挽回しなければならない。 …いや、何もタルテバだけではなかった。この場の誰もが心のどこかで政治的影響力の強い名門の子息であるジェムの心象を損ねてはいけないと思っていた。いかに白熱したとてその一点は常に心の片隅にあった。 だが、そんな事を気にも留めていない人間達だってもちろんいた。その一人であるセイルは木剣を振りかざしてジェムに飛びかかった。 「ジェム!!お前は一体どこまで腐ってるんだあぁぁ!!?」
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