剣の主
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No.1609
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怒りに顔を真っ赤にした農民騎士の一人が剣を抜いた。 それに続くように他の連中も次々と剣を抜く。 「…クソッ!!聞く耳無しか!!」 セイルもやむなく聖剣を鞘から抜き放つと彼らに向けて構えた。 「まったく…これだからコンプレックスのある人間は面倒臭くていけません」 アルトリアも魔法で剣を出現させた。 対峙する両者。 まさに一触即発…いや、もう手遅れだ。 平和な(戦争中だが)街の通りに、あわや血の雨が降るかと思われた…その時である。 「そこの少年騎士!助太刀いたす!」 …セイル達の後方から何者かの声。 振り向くと一人の若い女性騎士が今しも剣を抜き放った所であった。 「あ…あなたは…っ!?」 「妾(わらわ)の事など気にするな…それよりも貴様らぁ!」 女性騎士はセイルの横に立つと農民騎士達に向かって告げる。 「な…何だべぇ!!?」 「…誰彼かまわず剣を向けるのは其方(そなた)らの自由だが、一応相手が誰かを考えた方が身のためだと思うぞ?…この少年が、たった一人で敵の包囲を突破して入城して来た、あのクルアーン・セイルであるというのを承知の上での事であろうな!?」
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