剣の主
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No.1606
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通りの向こうからイヤに態度のデカい騎士の一団が現れた(しかも何故か訛っている)。 「わぁ…嫌なヤツラが来やがった…」 「成り上がりの田舎者共め…」 「早く娘を隠せ…」 彼らを見た街の人々は、そそくさと警戒し始める。 セイルも嫌な気分になった。 その横暴な姿は亡き内務大臣ヤヴズ・ゲム(ミレルを攫ったやつ)を彷彿とさせたからだ。 「彼らは一体何者なんだ…?」 セイルの呟きに近くの露天商の店主が応えた。 「騎士様、ご存知ないんですか?あれはサーラ様の軍の兵士でございますよ」 「はぁ!?嘘だろ。サーラさ…いや、サーラ王女殿下の配下の兵士があんな…いや、そもそも彼らは到底騎士には見えないよ…」 「元からの騎士ではなく元農民でございますよ」 店主は言った。 「サーラ様の兵は正規の騎士ばかりではございません。このイルシャ=マディーナの都まで来られる間にサーラ様を慕う志ある民百姓達が続々と軍に加わったのです。そしてサーラ様はあの通りお優しいお方ですから、元からの兵士達も新たに加わった百姓達も、等しく“騎士”として扱われました…」
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