蘇る魔神たち〜近代の戦い〜
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「あ…あなたに今の僕の気持ちが解りますか!?」 アレスは少女が上官である事をつい忘れて言い返した。まあ4つか5つ程も年下の娘では上官という実感が無いのも無理は無いが…。 「解ります!!私も…兄を、先の魔軍との戦いで亡くしていますから…」 少女は少し哀しげにうつむいて言った。 「え!?…そ…それは…その……すいません」 「謝っていただかなくとも結構です。兄は王国軍人として死力を尽くして戦って立派な最期を遂げたのです。兄は我が一族の誉れです。私も兄の後に続き、この命を王国のために捧げる覚悟で王立魔法学院を休学して軍に志願したのですから」 「はあ…自分から志願して来られたんですか…」 これはアレスからすると少し理解し難い感覚だった。彼は徴兵されたから軍人になって否も応も無く戦場に来たのだ。そこに自分の意志は無い。そりゃあ家族や故郷を守るためなら命を捨てても良いとは思うが、正直言って死ぬのは怖い。出来れば避けたい。だからわざわざ望んで死地に赴く少女の気が知れなかった。
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