剣の主
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No.1597
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…再びセイル達のいるイルシャ=マディーナ…。 現在この王都を包囲している20万の軍勢は、数は多けれど士気は低かった。 指揮官である太守達はもともと特にジェムを支持していた訳ではなかった。 ただ成り行き上、家と領地を守るために惰性で仕方無くジェム側に付いたというだけだった。 指揮官クラスからしてそんな具合だったから、兵士達は尚更だった。 彼らは臣下の身でありながら王家を蔑ろにし、国を私物化して民を虐げる肝臣ヤヴズ・ジェムなどより、王族でありながら庶民派のサーラ王女の方がよほど親しみ深く感じていたのだ。 セイルとアルトリアが包囲を突破出来たのも、彼らに本気で止める気が無かったからなのだ…。 一方、立て籠もる側のサーラ達は、何とか外部と通じる手段は無いものかと探っていた。 国内の他の反ジェム派と連絡を取りたかったし、何より武器・食糧の備蓄の残量が厳しくなって来ていた。 何せ軍・民合わせて40万の大所帯である。 いくら士気が高くとも腹が減っては戦えない。
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