剣の主
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No.1594
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イシュマエル・アクバルの戦象部隊は(他にそんな部隊を持っている所が無い事もあって)イルシャ王国では有名だった。 大量の象を養うには莫大な金が掛かるのだ。 その戦力は凄まじく、かつての戦乱期には、並み居る敵の歩兵・騎兵を容赦なく踏み潰し“神々の力を持ってしてすら彼らの進撃を阻めないだろう”とさえ言われた程であった。 そして戦乱が収まってから二百年以上も平和な時代が経過した現在でも、それは健在なのだった。 「ちょ…ちょっと待て!!ワシらは王都からの撤退…もとい転進の命令など受けてはおらんぞ!?」 「それはつまり、貴殿らにはナスィーム州都に踏みとどまってイシュマエル軍を迎え撃って貰いたい…という王都の意向であろう」 「無理じゃあ!!!」 ザムは叫んだ。 「奴らは15万!!対して我らは僅か2万ぞ!!?籠城したとしても、この街の貧弱な城壁では一日と持つまい!!お…王都は我らに死ねと申すかぁ!!?」 軍衣にすがりついて訴えるザムをファフラビは鬱陶しげに振り解いて怒鳴りつけた。 「そんな事を私に言われても知らぬ!!貴殿のお身内にでも尋ねてみれば良かろう!!」
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