剣の主
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No.1593
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「ファ…ファフラビ将軍!!」 伝令兵を押し退けて作戦指揮用の天幕に姿を現したヤヴズ・ザムをファフラビは嫌そうな顔で迎える。 「ハァ……何ですか?」 「き…聞いたぞ!!イシュマエルと戦わずして逃げるとは本当なのかぁ!!?」 「逃げるとは人聞きの悪い…我らは“転進”するのですよ」 「言い方などどうでも良い!!占領した都市を独断でみすみす敵に明け渡すなど、もしもヤヴズ・ジェム閣下に知られたら後で処罰されるぞ…!!」 「独断ではない。我らは王都(ジャディード=マディーナ)からの命令を受けて行動しております。…今こちらへ向かっているイシュマエル軍は、千頭から成る戦象部隊を有している。我が自慢の銃兵部隊も象が相手ではひとたまりもありませんからなぁ…そこの所を王都へご報告したら“ナスィーム州都放棄もやむなし”と転進のお許しがいただけたのですよ」 つまりファフラビの(イルシャ王国内では)近代戦の知識と経験が豊富な銃兵部隊を象とぶつけて失ってしまうよりは、後方に下げて温存した方が得策だ…とジェムや王都の将軍達は判断したようである。
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