剣の主
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No.1591
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「いや、実はね…」 セイルはサーラに、アルシャッドを王の臨終に立ち会わせようと奮闘した時、彼がサーラの身を案じていた事を話した。 サーラが騎士学校では元気に日々を送っていると伝えると、アルシャッドはとても嬉しそうに「良かった、良かった…」と何度も言っていた事も…。 「……」 その話をサーラは黙って聞いていた。 セイルは“あの事”も話そうと思った。 アルシャッドが最期に自分に頼んだ事だ…。 「…それだけじゃないんだ、サーラさん。僕をサーラさんの元に導いてくれたのも、元を辿ればアルシャッド殿下なんだよ…」 「そ…それは、どういう事なの…?」 「信じられないかも知れないけど…」 セイルは話した。 アブ・シルを救えず己の無力さに打ちひしがれていた時、アルシャッドが夢枕に立ってサーラの危機を伝え、そして「サーラを助けてやって欲しい」と自分に頼んだ事…。 「…僕の夢と言われればそれでお終いだ。でも夢や幻にしては話の整合性が合いすぎる…きっと殿下は最期の最期までサーラさんの事を想っていたんだ…僕はそう思ってるよ…」 「…あの兄様が……」
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