剣の主
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No.1562
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「…どうした?シャリーヤ…狐につままれたような顔をして…」 「……あ…いえ、失礼いたしました。…その…恐れながら…まだ諦めておられなかったのですね…セイル殿の事…」 「当たり前じゃないか!!僕は必ずセイルを救い出してみせるぞ!!あいつはサーラの魔法に掛かって、あの邪悪な魔女の術中に陥ってしまったんだ!!セイルは心の優しいヤツだったからな!!おのれ!!!僕の愛しいセイルを誘惑した魔女め!!!セイルは僕と一緒に居るのが一番幸せなんだ!!!絶対に赦さない!!!必ずセイルを取り返してやるからなぁっ!!!!」 「……」 あぁ…(ジェムの中では)そういう事になったんだ…とシャリーヤは思った。 最近セイルの事を口にしなくなったから、もう忘れたのかと思っていたのだが…。 どっこい、彼は脳内で自分に都合の良い自己正当化ストーリーを構築し、その虚構を自分でも信じ込んでいたのだった。 しばらく口にしなかったのは、さすがの彼もこのストーリーを脳内で“真実”に昇華させるまでに時間を必要としたからだろうか…。 いずれにせよ真性(プロ)の成せる業(ワザ)であった…。
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