剣の主
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No.1561
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一方、親戚達がそんな密談を交わしている事など知らぬジェムは… 「…決めたぞ!」 「何を決められたのでございますか?ジェム様…」 シャリーヤが問う。 「あの新式銃の名称だ。“旋回式斉射銃”ではいちいち言いにくいからな…」 「“回転式連射銃”ではありませんか?」 「それだ。…で、それなんだがな…“アリー砲”と名付けようと思う」 「…それは素晴らしいネーミングです。アリー殿が発明なさったのでアリー砲という訳ですね。語呂も良いと思います」 …もしこの場にアリーがいたらきっと全力で拒否しただろう。 というか彼は王宮では“ハイヤーム”で通しているので、事情を知らぬ殆どの者達は何故“アリー砲”なのか解らないはずだ。 下手をすれば“ハイヤーム=アリー”と気付かれる恐れすらある。 ジェムは言った。 「…あのアリー砲があれば強大なイシュマエル軍とて敵ではない。ましてやサーラ軍など…フフフ…これで僕に逆らえる者はこの国…いや、この世界にいなくなる。…奪われたセイルをこの手に取り戻す日も近いぞ」 「何と…」
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