剣の主
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No.1559
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「ハァ…どうも危なっかしいのよねぇ…」 一人になったジャミーラはそう呟くと隣室に向かって呼び掛けた。 「…もう入って来て良いわよ」 すると隣室から二人の人物が姿を現した。 ヤヴズ・オムとヤヴズ・レムである。 ずっと身を潜めていたようだ。 「あなた達、今の話を聞いていたわね?」 ジャミーラに尋ねられ、二人は頷く。 オムが口を開いた。 「王妃殿下の仰る通り、確かにジェム閣下は近ごろ少しご乱行が過ぎます。残念ながらあのお方は頭の回転はお早いようですが、どうも聡明という訳ではないようで…このまま放置すれば我がヤヴズ一族にとって取り返しの付かない事態になり得るやも…」 続いてレムも言う。 「こ…国内にはイルシャ・サーラ殿下やイシュマエル・アクバル閣下を始め、未だ我々に服属しない勢力が依然として存在しています。さらに南北国境からの蛮族侵入も予断を許さない状況になっており、今この状況下でヤヴズ家の求心力をこれ以上損なうような真似は控えていただきたいと、我々も折に触れてお諫めしてはいるのですが…何ともお聞き入れいただき難く…」
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