剣の主
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No.1544
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「何を寝ぼけた事を!!同族だからこそ無様な失態を演じた者には容赦してはならないのだ!!」 「閣下、恐れながら…私もレムと同意見でございます」 そこへ更にもう一人…高級文官姿の青年が口を挟む。 彼はヤヴズ・オム…やはりヤヴズ一族の縁者であった。 レムもオムも年齢は共にジェムよりも十歳ほど上に見える。 見た目は、レムが小太りでどことなく気弱で人が良さそうなのに対し、オムは痩せぎすで眼光鋭く油断ならなそうな印象だ。 「オム!お前までゼムを処刑するのに反対か!」 「はっ…もし今閣下が怒りに任せてゼム将軍を処刑すれば“ヤヴズは一族同士で殺し合っている”という話が広まり、結果的に我らの敵を喜ばせる事になります」 「うぬぅ…(確かにイルシャ・サーラやイシュマエル・アクバルなどは喜ぶだろうな…)」 ジェムは少し考えてからゼムに告げた。 「…解った。ゼム将軍、今度の貴様の罪、不問としよう」 『ほ…本当でございますかぁ!!?』 「ああ、レムとオムに感謝するんだな」 『あ…有難うございますぅ!!有難うございますうぅ!!』 「良かったなぁ…ゼム将軍…本当に良かったぁ…」 「……」
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