剣の主
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No.1539
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終いにはザムはその場に泣き崩れ、ファフラビの足にすがりついて哀願し始めた。 「何と情けない…貴様それでも将軍かぁ!!?フンッ…所詮は大執政の血縁というだけで取り立てられただけの小役人だったという訳だな…離せっ!!」 「ああぁぁぁぁっ!!!待ってくれぇ!!!ワシを見捨てないでくれえぇぇ!!!」 「…ファフラビ将軍!」 見かねたザム配下の騎士の一人が進言する。 「失礼ながら…確かに我らはナスィーム州の太守一族をはじめ、その臣下達、そして領民達に対して酷い仕打ちをいたしました!それはイシュマエル家に敵意を向けられる理由としては充分でしょう!…しかしそれに関しては貴殿らも無関係とはいきますまい!なぜなら実際にナスィーム州軍を討ち破ったのは貴殿らなのですから!!…それを知ればイシュマエルはきっと貴殿らも敵対視いたしましょう!解りますか!?我々は同じ立場なのです!」 「そのような事…承知の上だ!その上で私は貴軍との共闘は拒否する!」 「な…何故だあぁ!!?そんなにワシが嫌いかぁ!!!」 ザムが叫んだ。 「ならば…」 ファフラビは先ほど死んだ老騎士を指差して言う。
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