剣の主
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No.153
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セイルは一瞬の逡巡を見せたが、やがて溜め息混じりに答える。それを見たサーラの表情がパッと明るくなり、彼女は言った。 「ありがとうございますセイルくん!さぁ!行きましょう皆さん!」 「「「おぉーっ!!!!」」」 (ついに来た!この時をずっと待っていたんだ!) その場面を皆とは異なる興奮で迎えていた男がいた。タルテバだ。彼はスパイだった。送り込んだのは…言わずと知れたジェムだ。 (サーラ姫は黄色チームの跡地に陣を移す!この情報を一刻も早くジェムの元に届けなければ!) タルテバはチラッとドルフの方に目をやった。ドルフは呑気にアクビをしている。タルテバは思った。 (…こいつは使い物になりそうに無いな。まあ良い。こっちにも監視要員は必要だ。それぐらいならこの腕力だけが取り柄の馬鹿にも出来るだろう。ここはやはり僕自身が走らなければならないか…いや、それも良い。僕の手によって青チームに勝利がもたらされるんだ。そうすればジェムの奴だってこの僕の力を認めざるを得ないだろう…) そう考えたタルテバは急に腹を押さえて苦しそうにうずくまった。 「う…うぅ〜…」
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