世界征服
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No.153
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「泣くなリーナ。お前は将来シドの妃となってこの国を背負って立つ身だ。母がいなくとも強く気高く生きろ」 「やだやだ!お母様、行かないで…!」 「…突然の別れを突き付ける母を許してくれ。母はいつもお前の事を想っているぞ…」 「お母様ぁ〜!」 ローラは後ろ髪を引かれる思いでリーナの寝室を後にした。 「別れは済んだのか?」 部屋の外で待っていた王子がローラに尋ねる。 「はい…」 「まだまだ母が恋しい年だろう…連れて行く事は出来ないのか?」 「…それが出来たらどんなに良いか…でもあの子は魔族…人間の中で生きていく事は出来ません…」 母娘とはいえもはや別の種族になってしまったのだ。共に生きるのは許されない事だ。 「しかし、これだけは言えます…私は、娘を愛していました…」 「うむ…」 ローラの瞳に光る物を見た王子は、それ以上は何も言わなかった。
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