剣の主
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No.1526
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そして件(くだん)の兵士…パサンが連れて来られた。 彼は騎士の証である剣を没収され、両手には手枷、片足に分銅付きの足枷をされてファフラビ達の前に引き立てられた。 「貴様が今回の元凶だな。所属部隊と姓名を名乗れ」 ファフラビに問われ、パサンはムスッとした顔で答える。 「…イスカンダリア市軍、フェラーハ・パサン…」 「パサンか…不服そうだな」 「当たり前だ!!」 パサンは怒鳴った。 「俺は暴行を受けていた女を助けようとしただけだ!!しかもヤツは短刀を出して来たが俺はあくまで素手で応じた!!終いにゃあヤツは勝手につまづいて倒れて短刀が胸に刺さって死にやがったんだ!!なのに何で俺がこんな罪人みたいな扱いを受けなきゃならねえんだよ!?」 「「「……」」」 ファフラビと側近達は顔を見合わせる。 「…何だか聞いていた話と少し違いますな…」 「左様、もしこの者の言が本当ならば更にこちらの正当性が増しますが…」 「いや、真実がどうあろうと関係無い」 ファフラビはキッパリと言い切った。 「こいつはヤヴズ・ザムに引き渡す。それは動かぬ」
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