剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.1515
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
その後、ナスィーム州都への入城を前にして両軍の指揮官達の間で会談の場が持たれた。 ファフラビ将軍はナスィーム州軍の降伏を受け入れ、降伏した全ての将兵の罪を問わない事を約束、さらに士族階級には身分の保証と帯剣まで許した。 寛大な処置に太守の息子を始めナスィーム州軍は感謝した。 ところが、 入城を前にして事態は一変する。 「ファフラビ将軍閣下に至急のお知らせぇっ!!」 「何事だ?」 「王都のヤヴズ・ジェム大執政閣下より書状でございます」 「ふむ…」 ファフラビはそれを受け取って読んだ。 「何ぃ…っ!?」 一瞬、彼は明らかに不快そうに眉をしかめたが、やがてフゥ…と溜め息を吐くと、部下達に向かって信じられない事を言い放った。 「…皆、よく聞け。我が軍はまだナスィーム州都には入城しない…否、出来ないのだ」 「はあっ!!?」 「ど…どういう事でございますかっ!!?」 「実は…いま討伐軍の別働隊がナスィーム州都に向かって進軍中で明日には到着するそうだ。入城一番乗りはそちらに譲って欲しいと…」 「「「…っ!!!?」」」 部下達は彼の言葉が信じられなかった。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説