剣の主
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No.1509
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「このヤロウ…ふざけやがって!普段はデカい口を叩いていやがったクセにイザとなったらこのザマか!…立て!ほら!立てよ!!銃を持て!!もう敵は目の前に迫ってるんだ!!泣き喚いてる場合じゃねえんだよ!!ママに会いたかったら戦え!!戦って生き残るんだ!!」 レザはカシールの襟首を引っ付かんで無理矢理に立ち上がらせると、落ちていた銃を拾って彼に持たせた。 「…うっ…うぅ…うえぇ〜!!ママぁ!!ママぁ…!!」 カシールは幼子のように泣きじゃくりながらも銃を握り締めて立ち上がる。 パサンはそれら一連の光景を息を飲んで見ていた。 戦場とは、人が試される場でもあるのかも知れない…と彼は思った。 生と死の交錯する究極の状況下で、ある者は最も醜い部分をさらけ出す…だが逆に、最も気高い部分も…。 そんな事を考えていると誰かが叫んだ。 「敵が来るぞぉ!!」 どうやら敵軍が突撃の構えを見せて来たようだ。 ついに本当の戦いが始まるのである。 「…中隊、射撃姿勢を取れぇっ!!」 ファフラビ配下の指揮官の号令に、兵士達は一斉に敵陣へ向けて銃を構えた。
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