剣の主
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No.1505
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「我らイスカンダリア市軍は国王陛下に忠誠を誓った騎士だ。敵を前にして逃げるような者はおらん。取り消していただきたい」 指揮官はそれに対しては何も言わず、号令を下した。 「……中隊!!三列横隊に整列!!」 兵士達は言われた通りの隊形に並ぶ。これも訓練した。 三万の軍が各々部隊ごとに固まりを作っていく。 やがて朝靄が次第に晴れてきた…。 「敵だ…!!」 誰かが叫んだ。 敵もこちら同様、既に陣形を整えて待ち構えていた。 その背後にはナスィーム州都の城壁がそびえている。 「矢だぁ!来るぞぉ!!」 数万という弓兵部隊が弓を引き絞り、矢を放った。 イルシャでは士族以上は飛び道具を嫌うので、これは平民から成る。 ファフラビ軍に矢の雨が降り注いだ。 パサンら銃兵部隊の前には槍兵部隊が位置しており、彼らが身を挺して矢を防いでくれている。 密集隊形で長い槍を立てれば矢避けになるのだ。 それでも防げない矢が銃兵部隊にも襲い掛かる。 「ギャッ!!」 「ぐあぁっ!!?」 あちこちで悲鳴が上がり、兵士達がバタバタと倒れていった。
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