剣の主
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No.1504
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ただし装備の点から見ると、ファフラビの討伐軍は銃や大砲を充分に揃えた近代軍。 対するナスィーム州軍は旧態依然とした旧式装備。 これで実際に戦えばどうなるか…両者共に全く予測不能だった。 そこでナスィーム太守は賭けに出た。 籠城という選択肢を捨て、数の優位に任せて州都手前の平野で決戦を行う事にしたのである。 この平野は小さな丘程度の起伏は多少あるものの、周囲には数十里に渡って山も無く、遠くまで良く見渡せる…まさに会戦には持って来いの地形であった。 そして訪れた決戦当日、朝靄の立ち込める中、ついに両軍は対峙した。 「ち…ちくしょう、今になって急に足が震えて来やがった…」 「ははは…パ…パサン、お…お前も何だかんだ言って怖いんだな…」 「バ…バカヤロウ!こ…これは…あれだ!武者震いってやつだ!」 イスカンダリアの兵士達は僅か数回の射撃と行進の訓練をしたのみで実戦に投入された。 ファフラビ配下の指揮官が言う。 「良いか貴様ら!敵が迫って来ても命令があるまでは決して撃つな!また、逃げる者は我ら指揮官が容赦なく撃ち殺すから覚悟しておけ!」 これに対してサラームが抗議した。
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