マッスル・ウィッチ
-削除/修正-
処理を選択してください
No.15
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
女としては長身な部類だが、決して大きい訳で無い。 折れた三角帽子と足まですっぽり覆うローブ。 その装束と首からかけられたヘキサグラムのペンダント。 とび色の髪と瞳をした少女の顔は端正で、魔法少女と言う表現の方がしっくりとくる。 彼女が大公の前で作法にのっとり礼を取る。 「1級魔道士マリー・ユグドラル、お召しにより参上致した」 意思の強いはっきりした口調。 凛とした少女の声だが口調は男に近い。 「うむ、遠路はるばるご苦労である」 他所の格式高い国家であれば取次の者が対応するが、ヴァ―ランドにはそんな風習は無い。 大公が直接対応し、尚武の国だけに挨拶も簡素だ。 「ユグドラル師を我が子の家庭教師と任じたい」 「仰せ承った」 どちらも性格なのか単刀直入。 ライオスもマリーに満足そうな表情を見せた。 この姿であれば魔法少女にしか見えないが、そこはライオスも百戦錬磨。 羊の皮を被った雌獣であると肌が感じていた。 「仔細は宮魔道士ドワサンに聞くがよい」 「御意」 実に短いやり取りで謁見は終わったが、ライオスは満足していた。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
マッスル・ウィッチ
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説