剣の主
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No.1496
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しかし、彼らがいざ戦場へ到着してみると、まさに予想外とも言うべき事態が待っていたのである。 「…ええぇぇぇっ!!!?もう戦いは終わったぁ!!?」 「そうだ。逆賊アルシャッドはヤヴズ・ジェム閣下御自らが御成敗なされた。それに伴い反乱軍も瓦解…自然消滅だ。閣下も既に王都へお戻りになられた。お前達、来るのが少し遅すぎたな」 国軍(今や事実上ジェムの配下)の将軍の一人から事情を聞いたハディードは驚いた。 そして思った。 (…という事は…我々は戦わなくても良いという事じゃないか!!やった!!帰れるんだ!!) ハディードは喜びで顔がほころびそうになるのを耐える。 戦場で手柄を立てる機会が無くなったが、そんな事を残念がるヤツは彼の率いるイスカンダリア市義勇軍には居ない。 戦争が楽しみだと豪語していたパサンやカシールだって喜ぶだろう。 何と言っても無事で帰れるのだ。 こんなに嬉しい事は無い。 …ところが、その希望は将軍の次の言葉によって終了した。 「…ま、遅すぎという事は無いか…まだまだ活躍の場は残っているからな」
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