剣の主
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No.1493
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「む…」 皆が固まっている事に当のサラームも気付く。 「す…済まん…ワシとした事が、少し取り乱した…」 そう言って彼はレザや皆に頭を下げ、その場を後にした。 少しして… 「サラーム…今、少し良いかな…?」 「中隊長殿…!」 サラームは野営地から少し離れた雑木林で素振りをしていた。 そこに現れたのはハディードだった。 サラームは剣を収めて片膝を付き、頭を深く下げようとしたが… 「…あぁ!良いって良いって…堅苦しいのは無し」 ハディードの手には酒の入った瓶と杯二つがあった。 「その…少し飲まない…?」 「これはこれは…ご一緒させていただきます」 「…うん」 ハディードの口元が少し緩む。 二人は地面に並んで腰を下ろした。 「ま、飲もうよ」 「いただきます」 ハディードはサラームの杯に酒を注ぐと、自分の杯にも注ぎ、クッとあおった。 それを見たサラームも杯に口を付ける。 しばらくは二人とも無言で飲んでいた。
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